口の中をのぞいて見えるすべての組織、歯や歯ぐきだけでなく、舌、頬の粘膜、舌の付け根、上アゴ、下アゴ、唇(くちびる)と、粘膜に隠れている唾液腺(つばを出す組織)、さらに顔やアゴの形をつくっている骨、アゴの関節など、これらに生じた病気を診断、治療する診療科です。
主に外科的な治療法が多く、病気の症状を緩和したり、失われた機能や形態を回復することを目的としています。
当院が歯科口腔外科の治療において、使用している材料や機器を紹介します。
骨補填材とは、骨の再生を目的として用いられる材料のことです。
アゴの骨の欠損部への骨の補填を目的とし、上下顎骨の骨折によって生じた空隙の補填や、インプラント埋入時にインプラントの露出した部分を補填するために使用します。
アゴの骨の欠損部への骨の補填を目的とし、上下顎骨の骨折によって生じた空隙の補填や、インプラント埋入時にインプラントの露出した部分を補填するために使用します。
従来は動物や植物由来の材料が用いられていましたが、当院ではβ-TCPという化学由来の人口材料を使用しております。
従来品よりβ-TCPの方が感染のリスクが少なく、効率的に骨を再生することができます。
『CGF』とは『concentrated growth factors』の略で、患者様ご自身の血液中にある成長因子の成分です。
患者様から採血した血液を機械を使って遠心分離にかけて血小板とフィブリンを多く含んだゲル状の層を作り出します。このCGFは、骨の再生に有利で創傷治癒も早め、予後も良いので、当医院でもインプラントや外科手術で使用しております。
患者様から採血した血液を機械を使って遠心分離にかけて血小板とフィブリンを多く含んだゲル状の層を作り出します。このCGFは、骨の再生に有利で創傷治癒も早め、予後も良いので、当医院でもインプラントや外科手術で使用しております。
患者様ご自身の血液から作られますので、拒否反応やアレルギー、感染といった危険性がありません。
「オステオトロンV」は、超音波骨折治療器で、低出力パルス超音波の音圧効果により、骨折部位の骨の形成を促進し、骨癒合期間を約40%短縮できる医療機器です。
2チャンネル独立出力が可能で、複数部位の同時治療や患部を挟み込んでの治療も可能なため、多重骨折や難治性骨折などにも、効率的な治療が行えます。
インプラントを埋入した部位に対して微弱な超音波エネルギーを照射することで、周囲の骨形成を促進します。
骨組織は、適度な圧力を掛けることで骨芽細胞の分化が促され、代謝が促進されると言われています。
インプラントを埋入した顎骨にエネルギー加え、インプラント治療の治癒に役立てています。